案ずるな、峰打ちじゃ
時代劇で時折出てくるこの台詞
「案ずるな、峰打ちじゃ」
刀の刃の着いてない、背の部分でぶっ叩いたので、ざっくり切れてないよ。
おまえら雑魚相手に、本気で殺し合う気なんか、無いもんね。
みたいな決めぜりふなのだが、、、
冷静に考えて、
「危ないでしょ、、それ!!」
だって、鋼の、重たい鉄の棒。それも薄っぺらい部分で、生身の相手にフルスイングかますんでしょ?
それも、剣の達人が、、
どう考えても、危ない人がケンカで金属バットフルスイングするより何倍も、危険なような気がするんですけど、、、
「案ずるな」どころの話じゃ無くて、ハッキリ言って、無茶苦茶命の危険が一杯なんですけど、、、
足や腕にヒットすれば、骨は砕けるは、背骨に直撃すれば、脊髄損傷、下半身不随まっしぐらでしょう。
現代の医学を持ってしても結構重傷、重体な状況ですがな、、、
ましてや、刀を振り回していた時代。江戸時代の医療技術で、この重症患者が運ばれてきたら、医者もお手上げですわな、、、
この暴挙でさえ「案ずるな」の一言で、済まされていた武士の時代。
本当に人々が命がけで一日一日を生きていた時代。
こんな些細な一言でも、現代に生きている我々が、如何にぬるま湯に浸かってぬくぬくと生きているか?
改めて、真剣に生きていくか問われているか、、、
こんな言葉を聞くと「真剣」と言う言葉を使うのも、おこがましい。
平和な時代に生まれてつくづく良かったと思う今日この頃。